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開催趣旨

農業は成長する基幹産業として、国民や経済界から熱い注目と期待を集めています。

A-1グランプリは、農業を通じて、自らの夢を事業プランとして発表し、それを実現する力を試すことができるステージです。参加資格は、個人、法人、年齢、国籍、農業経験を一切問いません。プロの農業経営者だけでなく、学生、異業種の起業家から、新規就農者、農業参入事業者まで、多くの参加者が集います。

A-1グランプリには、選考委員および実行委員として、業界の垣根を越えた企業人・事業者が参加します。このご参加いただいた方々にはA-1グランプリに提出されたビジネスプランに対して、様々な立場から提案・助言を実際に行っていただきます。

戦後の日本農業は生産と消費が分断管理され、「日本の農業は弱い、ゆえに保護が必要だ」というイデオロギーがまかり通っていました。そして、製造業やサービス業といった他業種と手を結ぶこともなく、いわば農業界は鎖国に近い状態にあったわけです。

しかしながら、農業あるいは農村に人々が注目し始めた現代だからこそ気付き生まれる多様なビジネスの種があり、その種を発芽させ大きく伸ばしていくために農業界以外の異業種の支援が必要になります。同時にこれまで農業に関心のなかった企業・事業者たちもA-1グランプリに加わることで、農業・農村・地域社会に潜在している可能性を見つけることができるはずです。

選考委員・実行委員には、内閣府規制改革会議で、種々の制度改革に取り組まれた方々が名を連ねています。錚々たる方々がA-1グランプリに協力してくださるには理由があります。それは「制度の改革は必要だが、それだけでは農業は産業化しない。民間の事業者が持つアイディアを民間の事業者や企業の力でブラッシュアップし、実現していく」という同じ思いがあるからにほかなりません。これからの日本の農業を変えるのは民の力です。地域に元気を取り戻し、新しいニッポンを作り出すのもまた民の力以外にありません。

その一端を担う国民参加型のイベントとしてA-1グランプリ2011を開催いたします。ぜひあなたも、日本農業の歴史の転換点とも言うべき本大会に、出場者として、目撃者として、そして支援者としてご参加くださいますようお願い申し上げます。

A-1グランプリ2011実行委員長/株式会社農業技術通信社 代表取締役社長 昆吉則

官と政治が支配する農業の時代は、終焉を迎えようとしています。

実行委員および選考委員からのご挨拶

【実行委員】草刈隆郎氏(日本郵船株式会社 相談役)
農業について、私は素人だ。しかし行政改革の仕事を7年半も経験して、農業が危機的状況にあることはよく知っている。1960年から農家の戸数は半分、農業者の数は4分の1にまで減った。そして耕地面積も減って、高齢化も進行している。このままただ模索しているだけでは日本が“無農”国家になることは間違いなく、官に任しておくような状態ではない。このような時代に開催されるA-1グランプリには民間の知恵とエネルギーがぶつかって、農業再生の場になることを望んでいる。

【実行委員】緒方大助氏(らでぃっしゅぼーや株式会社 代表取締役社長)
“農業復興”と言われながらも、保護政策ばかりが取り沙汰されているように感じます。
『食』の未来をグローバルにとらえ、やる気ある農業経営者から、日本の一次産業を再成長するための“起爆剤”となる、自立した企画を期待します。

【実行委員】橋本大二郎氏(元高知県知事)
 私が県知事を務めていた高知県は、野菜作りが盛んな県だ。しかし流通面ではバイイングのパワーに抵抗できていないなど、見通しが立ちにくい現状があり、生産者はさまざまな問題を抱えていた。農水省は一旦解体して地方に権限を移し、システムを考え直さなければいけないと私は思う。そして新しく構築されたシステムの中で、新しい試みをしていくべきなのだ。だから地方を活性化させようというA-1グランプリの試みに対して、私は非常にワクワクしている。ぜひ多くの人々に協力してもらいたい。

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